「Whisky」と「Whisk(e)y」のナゾ

ウイスキーの英語表記には、「Whisky」と「Whiskey」の2つがあります。

冒頭の画像は、スコッチの【タリスカー】とアイリッシュウイスキーの【ブッシュミルズ】です。

そう、[e]の有無ですね。

これは「どちらが正解」というものでもなく、ウイスキーの歴史が関係しています。

19世紀後半に始まった「スコッチ」と「アイリッシュウイスキー」の覇権争い、つまり商売上のライバル関係から生まれたと言われています。

「アイリッシュ」側から、商売上の差別化として仕掛けたことが始まりのようです。

このような経緯から

スコッチ」と「ジャパニーズ」ではWhisky

「アイリッシュ」と「アメリカン」ではWhisk[e]y

と大別されています。

日本のウイスキーは、1918年に「竹鶴政孝氏」がスコットランドで蒸溜技術を学んだことが始まりです。

つまり、スコッチの技術と伝統を取り入れた日本のウイスキーは、「Whisky」を名乗っているわけですね。

1923年に京都・山崎の地に日本初の蒸溜所が誕生し、1929年に発売された国産ウイスキー第1号には「SUNTORY WHISKY 」と記載されていますね。

「サントリーウイスキーホワイト デザイン復刻版〈白札〉」
出典:SUNTORY ホームページ「サントリーウイスキーホワイト デザイン復刻版〈白札 …

一方、アメリカのウイスキー(バーボン、テネシーウイスキーなど)は、主にアイルランドからの移民によってウイスキーの製造技術が伝搬した経緯から、「Whiskey」と表記されるものが多くあります。

アメリカンウイスキーで有名な「ジャック ダニエル」では、「Whiskey」と表記されていますね。

画像出典/アサヒビール オフィシャルサイト

このような商売上の戦略やウイスキーづくりの歴史から、[e]の有無があるわけですね。

他説では「Whiskey」の「Key」は鍵を意味し、開拓時代のアメリカでは貴重なウイスキーに「鍵」をかけて保管していた、だからアメリカンは「Whiskey」だ!というエピソードもあるようです。

面白いですね。

もちろん例外もあります。

アメリカンウイスキーの「メーカーズマーク」や「アーリータイムズ」などでは「Whisky」が用いられていますね。

「酒屋さん」や「BAR」では、生産国別にボトルが陳列されています。

それぞれのウイスキーの英語表記をチェックしてみると一目瞭然ですよ。

関連記事

世界中で愛されるウイスキー。 その中でも「5大」とはどこでしょうか。 全世界のウイスキーの生産量の9割ほどが、この5つの地域でつくられています。 「スコットランド」「アイルランド」「アメリカ」「カナダ」そして「日本」の5[…]

5大ウイスキー

___________

・未成年の飲酒は法律で禁止されています。※お酒は20歳を過ぎてから

・飲酒運転は法律で禁止されています。

・妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

whisky or whiskey
最新情報をチェックしよう!