勢いは止まらない国産ウイスキー! 誕生間もない蒸溜所や建設予定の蒸溜所一覧《2021年5月情報》

《2021年5月/情報》

「山崎」「白州」「余市」のような日本を代表する蒸留所から、「秩父」「厚岸」「ガイアフロー静岡」などのクラフト蒸溜所まで、国産ウイスキーが続々とリリースされています。

これは、国内に留まらず海外のファンからの評価も高まり、ウイスキーブームと言われれるほど日本のウイスキーへの注目が高まっています。

このような背景から、全国には建設中や誕生間もない「ウイスキー蒸溜所」があります。

ウイスキーファンには堪らないですね。

その期待とともに、新しい蒸留所について紹介していきます。

なお、初期状況のため情報も少なく、進捗過程において情報が追加・変更されている可能性があります。

このブログでも、可能な限り情報の追記・修正をしてまいりますが、その点、ご承知のほどお願いします。

秋田蒸溜所(秋田県)

外食チェーンのドリームリンク(秋田市)から、ウイスキー製造事業の計画について発表されています。

候補地は秋田市河辺の旧岩見小跡地で、2022年の完成、2025年の出荷を予定しています。

近くには景勝地の岨谷峡(そうやきょう)があり、岩見川が流れています。

岩見川の硬水に近い水質が、ウイスキー造りに適していると、この地を選択した理由もあります。

秋田市の「BARル・ヴェール」のオーナーバーテンダー「佐藤謙一氏」による監修というのも、気になるところですね。

蒸溜所が誕生すれば、本州最北です!

東北から生まれる「ジャパニーズウイスキー」、とても楽しみですね。

  • 蒸溜所名  /秋田蒸溜所
  • 製造開始  /2022年を予定 (2025年の出荷を目指す)
  • ポットスチル/大小2基(スコットランド・フォーサイス製)
  • 年間生産量 /2万1000リットル
  • 事業費   /4億〜5億

井川蒸留所(静岡県)

画像出典/特種東海製紙株式会社(2019年3月期 決算説明会 P19 より抜粋)

特種東海製紙から、静岡市北部の社有林を活用したウイスキーの製造事業の計画が発表されています。

同社決算資料からの情報です。

・ウイスキーは井川社有林の天然水、気候、森林資源を活かすことができる
・ウイスキーは蒸溜所見学など観光事業との相乗効果が高い
・ジャパニーズウイスキーは国際的に需要拡大

出典/特種東海製紙株式会社(2019年3月期 決算説明会)

「シングルモルト長期熟成(7年)以上の本物を目指す」という力強いメッセージもありますね。

  • 蒸溜所名  /井川蒸溜所
  • 所在地   /静岡県静岡市葵区田代
  • 製造開始  /2020年(2027年に出荷の目指す)
  • 事業費   /10.9億

「富士御殿場蒸留所」「ガイアフロー静岡蒸留所」に続く、静岡県に3つ目の蒸留所ですね。

同じ静岡でも、どのような特徴を打ち出していくのか、気になりますね。

海峡蒸溜所(兵庫県)

明石酒類醸造株式会社が運営する「海峡蒸溜所」。

その歴史は古く、江戸時代末期の1856年から醸造業(醤油製造)などから、1917年に兵庫県明石市に「明石種類醸造株式会社を設立し「酒精・リキュール・みりん」などの製造を行っていました。

そのような歴史を重ね、2017年にウイスキー(スピリッツ)の製造を始めました。

HPを拝見するかぎり、ポットスチルも導入され自家製モルトの製造がなされているようです。

自家製モルトと海外産のグレーンによる「ブレンデッドウイスキー」と「ピュアモルト」の2種類が主力商品のようですね。

「波門崎ウイスキー」(はとざき)がリリースされています。

これは、主に海外向けに生産されたもので、残念ながら日本では未発売のようです。

謎のウイスキーとも言われています。

国内への流通に期待したいですね。

九住蒸溜所(大分県)

大分県竹田市久住町で津崎酒店による、スコットランドからフォーサイス製の設備を導入した本格的な蒸溜所が誕生しました。

スコットランドのスペイサイド地区のウイスキーをイメージしているそうです。

イチローズモルトの肥土伊知郎氏に製造技術を学んでいることも、期待が膨らみますね。

津崎商店による、洋酒専門店 TSUZAKI「シングルモルト・シャンパーニュ通販」では、相当なこだわりのウイスキーがラインナップされています。

同ホームページ内の「TSUZAKI REPORT」をチェックすれば、ウイスキーへの深い愛情と情熱に満ちており、このような方々がつくり出すウイスキーとなれば、その期待は益々高まるばかりですね。

要チェックです!

  • 蒸溜所名  /九住蒸留所
  • 所在地   /大分県竹田市久住町
  • 製造開始  /2021年2月 (2024もしくは2025年の出荷を目指す)
  • ポットスチル/スコットランド・フォーサイス製
  • 年間生産量 /7万リットル

小諸蒸溜所(長野県)

画像出典/小諸市長 小泉俊博氏(TWITTER)

2020年12月、軽井沢蒸留酒製造株式会社から、長野県小諸市に「小諸蒸留所」の建設の発表がありました。


2022年の完成を予定し、2027年にシングルモルトの販売を予定しています。

世界的に評価される台湾のウイスキー「KAVARAN」(カヴァラン)の立ち上げメンバーの「イアン・チャン氏」が、このプロジェクトの主要メンバーであることも、期待を膨らませますね。

スコッドランドの「ファーサイス」社による設備を導入し、観光客への試飲や販売を行う「ビジターセンター」や「ウイスキーアカデミー」の併設など、これから誕生する蒸溜所ならでは試みもあるようです。

イアン・チャン氏が手掛る「ジャパニーズウイスキー」。

とても楽しみですね。

  • 蒸溜所名  /小諸蒸溜所
  • 所在地   /長野県小諸市
  • 製造開始  /2022年を予定 (2027年に初出荷を目指す)
  • ポットスチル/スコットランド・フォーサイス製
  • 年間生産量 /10万リットル
  • 事業費   /8億〜10億

ニセコ蒸留所(北海道)

ニセコと言えば「スキー」!と連想する方も多いかと思いますが、そこに日本酒【八海山】で有名な「八海醸造」がウイスキーの蒸溜所を建設しました。

ニセコ町からの誘致で始まった事業です。

当初は本業の清酒造の依頼であったところ、「八海醸造」はかねてから着手していたウイスキー造りへの本格参入なら、ということで始まったようです。

スコッドランドからポットスチルなどの設備を導入し、2021年3月から製造も始まっています。

24年に初出荷を目指すまでの間は、「ジン」の製造にも着手するようです。

ニセコの新たな観光スポットになることも期待されています。

インスタグラムをチェックいただくと、その意気込みが伝わってきますよ。

 
 
 
 
 
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ニセコ蒸溜所(@nisekodistillery_2021)がシェアした投稿

JR函館本線の「余市」駅から「ニセコ」駅までは、約1時間30分ほどです!

「余市」と「ニセコ」をめぐる蒸溜所見学ツアーというのもありですね。

  • 蒸留所名  /ニセコ蒸留所
  • 所在地   /北海道ニセコ町
  • 製造開始  /2021年3月(2024年に初出荷を目指す)
  • ポットスチル/スコットランド・フォーサイス製
  • 年間生産量 /90万リットル

まとめ

全国各地に誕生するウイスキー蒸溜所。

国産ウイスキーの勢いは、まだまだ続きそうですね。

地域の事業において、蒸溜所の誘致や行政と連携とした取り組みも興味深いものです。

それだけ、ウイスキーには魅力があるわけですね。

いずれにしてもファンには嬉しいことです。

準備が整えば、早く見学に訪れてみたいものですね。

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