ウイスキーで靴磨き「モルトドレッシング」

お気に入りの革靴を少しでも長く使いたい、自分好みのブーツに育てたい。

そのためには、「愛用の靴」をいたわりケアする手間も欠かせませんね。

靴磨きは面倒で退屈だと感じる方もいれば、愛用の靴をいたわる貴重なひとときと考える方もいるでしょう。

皆さんはいかがですか。

それならばと、

退屈な時間を「有意義」なものへ

貴重なひとときを「至福の時間」へ

ということで、

「ウイスキーを味わいながらそのウイスキーで靴磨きをする」

モルトドレッシングというライフスタイルが、革靴ブランドの「スコッチグレン」から提案されました。

もちろん、ただウイスキーを飲みながら靴を磨くだけではなく、その効果や効用もあります。

今回は「グレンリベット」でモルトドレッシングを紹介していきます。

モルトドレッシングとは

少量のウイスキーを混ぜた「ワックス」や「油性クリーム」を、靴磨きの仕上げに使うものです。

ワックスによる薄い膜が何層にも重なることで、革の表面の凹凸感が無くなり輝きが生まれます。

ワックスをなじませるために、通常は少量の水を利用するところ、ここではウイスキーを採用します。

水分は潤いを、油分は栄養を革に与えます。

しかし、水分が多いと革の毛穴が開いてしまう欠点があります。

ウイスキーであればアルコールの揮発性が高く、水より革へ与えるダメージが少なくなります。

つまり、

油分に混ざったウイスキーが、革へのダメージを軽減しながら滑らかな輝きをつくり出す、ということですね。

靴磨きの行程

靴は、10年近く愛用している「パラブーツ シャンボード」。

かなり消耗していますね。

では、シューズの基本的なメンテナンスから紹介していきます。

ウイスキーの出番は最後ですよ。

ウイスキーと関係のない行程に興味のない方は、読み飛ばしてくださいね。

・ブラッシング

靴に付着した泥や土、ホコリなどの汚れをブラシで掻き出します。

汚れに含まれるバイ菌が靴を劣化させるため、毎日のケアでも行うと良いですよ。

ここでは、汚れの除去のために馬毛のハードブラシを使用しています。
豚毛の柔らかいブラシより、早く多くの汚れを取り除けます。
力の入れすぎには注意してくださいね。

・クリーナー

ブラシで取り切れない汚れや古いクリームを、専用のクリーナーを使って落とします。

汚れを浮かび上がらせるイメージです。

汚れを取り除くと同時に、靴に潤いも与えていきます。

古布で構いません。
円を描くようにクリーナーをゆっくり染み込ませます。
こすり付ける必要はありません。

・ワックス

革に、水分と栄養を与えます。

革が吸収できる量は決まっているため、厚く塗っても効果はありません。

むしろ悪影響です。

浸透しきれないワックスが汚れとして残りバイ菌を付着させます。

円を描くように、少量で薄くゆっくり、染み込ませていきます。

ワックス専用ブラシを使います。(古布でも構いません)
茶系のワックスですが、靴のカラーとマッチするか、靴の目立たない箇所で色合いをチェックしましょう。

・ここでウイスキーが登場します

ワックスの上蓋に、数滴のウイスキーをいれます。

揮発性の高いアルコールのため、少しの時間で蒸発してしまいます。

古布を手元に準備しておきましょう。

上蓋に付着した少量のワックスと数滴のウイスキーが混ざり合い
乳化することで滑らかになります
輝きの対象となるトゥ(つま先)とヒール(かかと)に、古布を使って、ゆっくり馴染ませます。
仕上げに「豚毛ブラシ」でやさしく撹拌させると輝きが増します。
終了です。
10年戦士のため古さは否めませんが、トゥ(つま先)の輝きを取り戻すことができました。

ドレスシューズであれば、輝きの効果は一層増しますよ。

以前に行った「モルトドレッシング」(タリスカー・スプリングバンク)

タリスカーとパラブーツ(シャンボード)
スプリングバンクとトリッカーズ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

お気付きの方もいるかと思いますが、ウイスキーは何でもOKです。

さらに言えば、ウイスキーでなくとも、揮発性の高いアルコールであればよいのです。

でも、自分の好みのウイスキーを味わいながら、長年を共にした愛用の靴をいたわる。

そんな至福の時間を楽しむ、というところが、私は好きです。

ぜひ、お試しください!

今回使用した、シューズケア一式。
クリーナー、ワックス(2種)は、イタリア製の「M.MOWBRAY」を使用。
ブラシは、ホコリを取り除く「馬毛ブラシ」、ワックス専用ブラシ、ワックスを撹拌させる「豚毛ブラシ」、細部のホコリを除去する100均ブラシの4種類。

以上でございます。

最後まで、拝見いただき誠にありがとうございました。

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※写真はすべて私個人による撮影です。

・未成年の飲酒は法律で禁止されています。(お酒は20歳を過ぎてから)

・飲酒運転は法律で禁止されています。

・妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

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