【世界5大ウイスキー】とは? 日本は含まれる?

世界中で愛されるウイスキー。

その中でも「5大」とはどこでしょうか。

全世界のウイスキーの生産量の9割ほどが、この5つの地域でつくられています。

「スコットランド」「アイルランド」「アメリカ」「カナダ」そして「日本」の5カ国。

それぞれの歴史や文化、気候や風土によって特徴が異なります。

ご自身に相性の良いウイスキーを探すのも楽しいでしょう。

画像の「サントリーワールドウイスキー 碧(AO)」も、5大ウイスキーをブレンドした「ワールド・ブレンデッド・ウイスキー」と称して発売されているものです。

ちなみに、5大ウイスキーと分類した表現は日本独自の呼び方です。

5大ウイスキーの特徴

スコットランド

名実ともに、出荷量・人気ともに世界で一番のスコットランド産のウイスキー、スコッチです。

代表的なスコッチは、「ザ・マッカラン」「ザ・グレンリベット」「ジョニーウォーカー」「シーバスリーガル」など例を挙げれば切がありませんね。

スコットランドは、4つの国からなるイギリス内の一つです。

イングランド、ウェールズ、アイルランド、そして「スコットランド」。

オンリンピックでは「イギリス代表」なのに、サッカーやラグビーでは「スコットランド代表」と異なりますよね。

1つの国としての歴史や背景が、ウイスキーづくりへも大きな影響を与えています。

<スコッチの特徴>

  • 製造は「スコットランド」にある蒸留所で行うこと
  • 蒸留時のアルコール度数は94.8度以内
  • 700リットル以下のオーク樽に詰め、同国内で3年以上熟成させること
  • アルコール度数を40度以上で瓶詰めしたもの
  • 原料は3パターン。
      ①モルトウイスキー   /大麦麦芽
     ②グレーンウイスキー  /小麦・トウモロコシなどの
     ③ブレンデッドウイスキー/①②の混合

アイルランド

アイルランドでは古くから穀物による蒸留酒がつくられ、アイリッシュウイスキーといいます。

代表的なアイリッシュウイスキーは、「ジェムソン」「ブッシュミルズ」「ディーリング」などがありますね。

その歴史は長く、スコットランドより古いと言われています。

「ウイスキーの起源」には諸説があり、両国の言い分もあり真実は定かではありませんが、スコッチと並びウイスキーの原点であることには変わりないでしょう。

ちなみに、スコットランドでは「WHISKY」、アイルランドでは「WHISKEY」と表記されます。

「WHISK(E)Y」と(E)の有無があります。

両国のウイスキーへの競争心から生まれた違いでもあるのでしょう。

そして、20世紀初頭までは全世界で1位の生産量を誇っていた「アイリッシュウイスキー」も、1920年の禁酒法のあとは衰退の一途をたどる苦しい歴史もありました。

<アイリッシュウイスキーの特徴>

  • 製造は「アイルランド」(北アイルランドを含む)でおこなうこと
  • 蒸留時のアルコール同数は94.8度以内
  • 木の樽につめ、同国内で3年以上熟成させること
  • 原料は4パターン
      ①ポットスチルウイスキー/大麦麦芽・大麦・小麦・ライ麦など
      ②モルトウイスキー   /大麦麦芽
      ③グレーンウイスキー  /小麦・トウモロコシなどの
      ④ブレンデッドウイスキー/①②③の混合

アメリカ

スコットランドやアイルランドより歴史は浅く、アメリカンウイスキーといいます。

アメリカでのウイスキーの歴史は、トウモロコシなどの穀物の栽培が盛んなことから、スコットランドやアイルランドからの移民によって始まったと言われています。

よく耳にする「バーボン」はアメリカンウイスキーの代表的存在ですが、19世紀初頭に「トーマス・ジェファーソン大統領」により「ケンタッキー州」の郡のひとつを「バーボン郡」と名付けたことが始まりです。

バーボンといえば、「フォア・ローゼス」「ジム・ビーム」「メーカーズ・マーク」などがありますね。

ちなみに、有名な「ジャック・ダニエル」は、ケンタッキー州のお隣の「テネシー州」でつくられることから、「テネシーウイスキー」と言われています。

<アメリカンウイスキーの特徴>

  • 蒸留時のアルコール同数は80度以内
  • 内側を焦がしたオークの新樽での熟成が主流
  • 熟成期間は2年以上が主流
  • アルコール度数40度以上で瓶詰めしたもの
  • 原料は6パターン
      ①バーボンウイスキー/トウモロコシ(原料の51%以上)
      ②ライウイスキー  /ライ麦   (原料の51%以上)  
      ③モルトウイスキー /大麦麦芽  (原料の51%以上) ※シングルモルトは大麦麦芽100%
      ④ライウイスキー  /ライ麦麦芽 (原料の51%以上)
      ⑤ホイートウイスキー/小麦    (原料の51%以上)
      ⑥コーンウイスキー /トウモロコシ(原料の80%以上
     

カナダ

アメリカの独立戦争で、「独立」を嫌がりカナダに移住したイギリス系の農民により始まったと言われるカナディアンウイスキー

禁酒法によりアメリカ国内でお酒の販売が禁止され、カナダからアメリカへの大量のウイスキーが輸出(密輸)される、という背景がありました。

「カナディアンクラブ」や「クラウンローヤル」が有名ですが、出荷量も世界でも有数のウイスキーです。

<カナディアンウイスキーの特徴>

  • 製造は「カナダ」にある蒸留所で行うこと
  • 700リットル以下の木の樽に詰め、同国内で3年以上熟成させること
  • アルコール度数40度以上で瓶詰めしたもの
  • 原料は3パターン
      ①フレーバリングウイスキー/ライ麦・トウモロコシ・大麦麦芽など
      ②ベースウイスキー    /トウモロコシなど
      ③ブレンデッドウイスキー /①②の混合

日本

日本でのウイスキーの起源。

「1853年に浦賀沖にやってきたペリー提督からウイスキーが振る舞われた」、「1918年にウイスキーの製造技術を学ぶためにスコットランドへ渡った竹鶴政孝氏」、「鳥井信治郎氏により1923年に誕生した山崎蒸留所」などのエピソードが挙げられますね。

こうして生まれたジャパニーズウイスキー

日本のウイスキーは、スコットランドから学んだ製造技術に、日本ならではの個性を加味することで成長してきました。

ここ数年では各種のアワードで受賞するなど、世界から注目されるまでの存在になりました。

注目される一方で、原酒不足、加熱するブームによる価格高騰、ブームに便乗した粗悪品の存在など課題も露見されます。

著しい成長の過程における課題の改善のために、先ごろ「ジャパニーズウイスキー」の定義が日本洋酒酒造組合により定められたところでした。

<ジャパニーズウイスキーの特徴>

  • 製造は「日本」で行うこと
  • 蒸留時のアルコール度数は95度以内
  • 700リットル以下の木の樽に詰め、同国内で3年以上熟成させること
  • アルコール度数を40度以上で瓶詰めしたもの
  • 原料は3パターン。
  • ①モルトウイスキー   /大麦麦芽
  • ②グレーンウイスキー  /小麦・トウモロコシなどの
  • ③ブレンデッドウイスキー/①②の混合

以上、ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。

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ジャパニーズウイスキー

ご自身に相性のよいウイスキーを見つけるのも良いですし、5大ウイスキーがブレンドされたワールド ブレンデッド ウイスキーを味わうのも良いかもしれません。

イチローズモルトでは、5大ウイスキーをブレンドした「イチローズモルト&グレーン ワールド ブレンデッド ウイスキー」がリリースされています。

最近は、店頭で普通に購入できるようになりましたね。

2017年/個人撮影

5大ウイスキーを通して「ウイスキーライフ」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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・未成年の飲酒は法律で禁止されています。※お酒は20歳を過ぎてから

・飲酒運転は法律で禁止されています。

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