「バッチ」ナンバーが、ウイスキーのラベルや箱に記載されるているのを見かけますね。
同じ「グレンアラヒー10年」でも、「左がバッチ1」、「右がバッチ2」です。
同じウイスキーなのに、なぜ「バッチ」の違いがあるのか?
バッチとは、「Batch」と表記します。
「一束」「一群」「ひとまとまり」「1回分」などを意味します。
ウイスキーの出荷にも、第1弾(第1出荷)、第2弾(第2出荷)と、製造工程において出荷のタイミングが異なります。
そこで、出荷ごとに「バッチ」の表記をしているわけですね。
ただし、ウイスキーは熟成させる木の樽個々に特徴があります。
必ずしも、同じ10年間の熟成でも、同じウイスキーが出来上がるものではありません。

このように、同じ「グレンアラヒー10年」でも、アルコール度数が「左:バッチ1/57.1%」、「右:バッチ2/54.8%」と違いますね。
写真では分かりにくいですが、それぞれラベルの位置も若干異なっています。
ウイスキーファンのなかには、好みのバッチナンバーでウイスキーを選別される方もいますね。
例えば「アベラワー・アブーナ」や「スプリングバンク」では、「バッチ」や「ボトリング年度」をチェックするファンが多いと聞きます。
バッチやボトリング時期で風味に違いが出ることから、見た目は同じでも「好み」が分かれるわけですね。
ワインの「ヴィンテージイヤー」(収穫したブドウの当たり年)に近いですね。
好みのウイスキーが見つかれば、「バッチ」や「ボトリング時期」から、さらに「好み」を追求するのもいかがでしょうか。
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